
那覇に、こんなにも木々が生い茂り、その奥には神聖な社が
今回ご紹介するのは、那覇空港から車で26分「末吉宮」です。
末吉宮は、琉球八社の一つで、格式高い神社です。 築造は1456年ごろとされ、国指定文化財にもなっています。 天界寺鶴翁和尚 (かくおうおしょう)が熊野三所権現を勧請し祀ったと伝えられています。(熊野三所権現とは、イザナミ、イザナギ、スサノオの事) 琉球八社のそれぞれも魅力的な所がたくさんありましたが、末吉宮はまた違う感覚と、入るのにちょっと勇気が試されます。
琉球八社(りゅうきゅうはっしゃ)とは、琉球王国(琉球圏)において「琉球八社(官社)の制」により、王府から特別な扱いを受けた8つの神社である。
ウィキペディアより

こちらは大名口参道。時間のない方は、こちらから入ると10分程で社まで行くことが出来ます。 個人的にはこちらの入り口からの方が好きですが、末吉公園側からの方は、だんだんと木々に囲まれ、周りの空気が変わっていく感じが好きです。

「御由来」
末吉宮は王朝官社時代の琉球八社の一社で、俗に「社檀」「首里社檀」なおどと称され、史料では尚泰久王の時代(一四五六年頃)天界寺鶴翁和尚が熊野三所権現を歓請して祀ったという。 お宮は、本殿、祭場からなり、拝殿は大正二年に倒失。 大小二つの岩山を結ぶ独特の磴道(石造階段)全体と本殿は、昭和十一年、旧国宝に指定された。(先の大戦で罹災、昭和四十七年復元) 周辺はイベ、拝所が多く、古くから一大聖地を形成し、霊場として朝野の信仰をあつめてきた様子が偲ばれる。
末吉宮、看板より
(社檀とは、神が祀ってある場所)(イビとは、聖地の中心の事)
「主祭神」
- 伊弉冉尊(イザナミノミコト) イザナギと結ばれ、国生みと神生みを行った女神。生命の祖神、五穀豊穣、家内安全、工事安全。
- 速玉男尊(ハヤタマヲノミコト) イザナギが離縁の約束をした時に吐いた唾から生まれた。厄除けの神。
- 事解男尊(コトサカヲノミコト) 離縁時に吐かれた唾を掃きはらう神。悪縁切り、学問の神。
「別鎮斎」
- 土祖神(ツチミオヤカミ) 路傍の神。村の守り神、子孫繁栄、交通安全
- 澳津彦命(オッツヒコノミコト) 竈の神。作神(豊穣神)、家族の守護神
- 澳津姫命(オッツヒメノミコト) 同じく竈の神。火神。
- 産土神(ウブスナノカミ) その者が生まれた土地の守護神。
「御神徳」
国家守護・国泰民安・五穀豊穣・一般には子方(ニーヌファ)の神(事始の神)・学業・技芸成就・縁結び(ヤハンメー)・子孫繁栄の神として親しまれる。

入ってすぐ、鳥居が見えてきました。 ちょっと入るのにドキドキする空気感です。

鳥居をくぐると、一気に別世界。木々が生い茂り、道は狭くなっていきます。 たまに女性が地面に座り、拝んでたりします。 邪魔をしない様にしましょう。 「子ぬ方」の「子」とは、十二支の「子」の事であり、「北」を表してるそうです。 どこから北かというと、首里城の側にある『玉陵』が起点となっているそうです。

道を進むと、たくさんの拝所に出会います。 「宇天火ぬ神」と書かれてますね。 「宇天」とは宇宙、あの世と言う意味で、「火ぬ神」(ヒヌカン)は台所の窯の上に祀られた神という意味だそうです。宇宙の窯の神・・・。太陽の事でしょうか。

「宇天十二神」と書いてあります。宇天十二神とは、十二神将の事だそうですよ。
場所によっては崖になっていて、柵も無いので、十分に気を付けて進みましょう。

赤瓦の屋根が見えてきました。社務所です。 しかしこちら、正月以外はほぼ開いてないので、御朱印が欲しい方は、波上宮で貰う事が出来るそうですよ! そしてこちらにはトイレもありますので、長い山登りのひと休みも出来ます。

えーとなになに・・・読めません

振り返ると、立派な石垣が。 この階段は、「末吉宮磴道(とうどう)」と呼ばれ、全て琉球石灰岩の切石で出来ているそうです。(県指定文化財、旧国宝)


トトロに出てくるような、大きな葉っぱ。 突然の雨も、これでしのげますね。 周りの木々を眺めているだけでも楽しめちゃいます。


樹齢何年でしょうか?立派な根っこが岩をしっかり掴んでます。
末吉宮の楽しみ方
・那覇でこんなにトレッキングが楽しめる所はありません。冒険心の強い方にオススメ!
・南国の森林に囲まれ、見慣れない木々草花で森林浴を楽しめます。
・琉球八社の一つですので、琉球八社巡りをして御朱印を集めてみるのもいいですね。
・末吉公園入り口からの往復で1時間以上かかりますし、体力も使いますので、その日のメイン観光スポットにしてもいいですね。
末吉宮の注意点
・しっかりと山道ですので、歩きやすい格好で行かれた方がいいです。
・柵のない崖があったり、草も茂っているのでハブにも注意が必要です。
・木々に覆われているので、天気の悪い日や、夜には行かない方がいいです。肝試しに使われたりするところでもあるので、薄暗くなるとちょっと怖いです。
・人も少ない所なので、複数人で行った方がいいかもしれません。
・大名口参道の方は、駐車場が無いので注意です。
・夏は蚊に刺される可能性があるので、虫よけスプレーをしてから行った方がいいですよ。
施設情報
| 住所 | 〒903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町1丁目8 |
| 電話番号 | 098-868-3697 |
| ウェブページ | 末吉宮跡 | 那覇市観光資源データベース |
| 営業時間 | 24時間参拝可能 |
| 定休日 | 無し |
| 駐車場 | 無料(公園駐車場は、朝9時から夜9時まで) |


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